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  • しん 山本

いま元気 を ずっと元気 に~養生整体のすすめ~

更新日:2023年6月15日




1.接地の重要性


当院は『足整体・町田』という屋号なので、必然的に足にトラブルのある方が多くいらっしゃいます。


外反母趾、内反小趾、扁平足、開張足、浮指、足底筋膜炎、モートン病、中足骨骨頭痛、タコ、ウオノメ、巻き爪、、、などなど。


さらに、関連して膝のトラブル、股関節のトラブル、腰や背中、肩や首、頭痛、肘や手首、手指のトラブルなどなど、いろいろな症状を訴える方がいらっしゃいます。


それら多くの表に出ている症状や病名の付いているものの原因は、元を辿っていきますと足の接地が上手くできていないということがかなりの部分を占めていることが、20年以上の施術経験と研究や学び、自分自身の身体との関わりからわかってきました。


という話をしますと、「足のトラブルについてはわからなくはないけれど、なぜ足の接地が上手くできていないことで、たとえば腰が痛くなったりするのですか?」と聞かれることがあります。それは、本来あしゆびがやるべき役目を放棄してしまっていて、踵に重さがかかりすぎているからです。本来は立った時に5本のあしゆび先と踵に重さが均等に乗っていることが必要なのです。踵にばかりいつも重さを乗せていると骨の積み上がり方に偏りができて常に腰に力が入っている状態になります。腰をいつも緊張させていると血流もあまりよくない状態になり、腰痛になりやすくなるのです。


また、姿勢や動作の改善についても同様で、たとえば巻き肩が気になるという方は現状そういうポジションでいないと姿勢を維持できない足の接地をしているわけです。それもやはりあしゆびが仕事をさぼっていて踵に重さをかけすぎている状態、となります。踵にばかり重さがかかっている状態は、重心位置が後ろ(後方重心)になります。ヒトは歩くにしても食事にしてもスマホを見るにしても、生活のほとんどを身体の前面でしますから、重心位置が後ろにあってもバランスを取るために頭の位置や肩の位置が前にきてしまうのです。ですから、姿勢を整えるための一歩としては、これも足の接地を改善し中間重心をとること、となるのです。


足の裏は、指先から踵まで全部を足裏と呼びます。その全部(ただし土踏まずは除きます。土踏まずは土を踏まない場所、つまり重さを掛けないところなのです。)に均等に偏りなく重さを掛けてあげたいのです。




2.あしゆびの施術


足裏に均等に偏りなく重さを掛けるには、現在機能をしていないあしゆびを目覚めさせ、あしゆび本来の仕事をしていただかなくてはなりません。そのために当院では以下のようなあしゆびの施術をおこなっております。


①あしゆびの感覚UP

あしゆびが有る、存在するということにまずは気づいていただきます。具体的には触れる、擦る、重さを掛けるなどであしゆびの感覚(※)を目覚めさせます。

※専門的には深部感覚と言います。深部感覚には運動感覚や位置感覚、振動感覚などの種類があり、筋肉や腱、関節などの感覚受容器で感知します。より詳しくはこちら→深部感覚





②あしゆびの筋力UP

あしゆびの感覚UPと合わせておこなっているのがあしゆびの筋力UPです。あしゆびでグーをつくるようにギュッと思い切り握ってみてください。第1関節~第3関節(おやゆびは第2関節まで)がしっかりと曲げられてゆびに力が入っているでしょうか?あしゆびをギュッと思い切り握り込むと足裏が硬くカチカチになります。と同時に脛の深いところがカチカチになります(これはあしゆびの筋肉が脛の奥を通っているからです)。


しっかりと握れないゆびがある方も多いと思います。それは筋肉がしっかりと収縮できないということですから、しっかり収縮できるように筋トレをしていきます。





現代の日本は道も綺麗に整地され、靴も足が疲れないようにと、足をずいぶん過保護にしてきました。やわらかいものばかり食べている現代人の顎は昔の人よりも小さくなっているそうですが、足も同じです。あしゆびに仕事をさせない環境が、我々のあしゆびの成長を止めてしまったとも言えそうです。

それが文化の発展であり悪いことではもちろん無いのですが、その反面あしゆびが本来やるべき仕事をサボっていても立つ歩くということができるようになりました。機能性の高い靴を履くことでますますあしゆびは本来の役目から離れていってしまったようです。


足整体・町田では、そうした方のあしゆびの感覚と筋力をUPしていただき、靴やインソールに頼らなくても済む足を育てていきたいと思っております。




3.足整体・町田について


①目の前の痛みを追わない

わたしは約4ヶ月毎に定期的に歯医者さんに行っています。1度行くとだいたい1週間置きに4回くらい通院するので年間にすると10数回行くことになります。虫歯や何かトラブルがあって行くわけではありません。歯石を取ってもらい正しくブラッシングができているかどうかの確認をしに行っているのです。


わたしのお世話になっている歯医者さんは「おうちでの歯磨きはご自分でやれる部分です。頑張って磨いてください。そして歯と歯茎の間のところ(ブラッシングのできないところ)は歯医者でケアする部分です。」とよく言っています。

痛みがあって行くのではなく、何も無くて行っています。このような歯科診療を予防歯科と言うのだそうです。その歯医者さんに行くようになって口内環境はとても良いです。


あ、これって足整体・町田でやっていることとまったく一緒なのでは!!

ある時それに気づきました。


一般的に整体というと骨盤がどうとか足の長さがどうとか歪みがどうとか痛みがどうとか姿勢や動作の改善などなどに目が行きがちですが、それらは副次的なものです。整体とは、現状の困りごとを解決するための手段の一つではなく、年間を通じて快適に暮らすための知恵であり実践であり、そのための教育であると当院では考えております。


痛みを無くす、症状を消すというのはそれでお困りの方にとっては大事なことであるかもしれません。しかし、その元となる接地が変わらない限りは一時的なものになりがちです。逆に足がしっかりして全体のバランスが取れてくると姿勢も流れも呼吸も力感も変わってきます。そうなると治る力が引き出され、「あとはからだがやってくれます」となります。


痛みや不具合ではなく、接地(中間重心であるかどうか)を指標としてみてください。今までの痛いか痛くないといった二元論の世界では味わえない、心地のよい世界が待っています。当院をそのための学校あるいは塾のように思ってください。



②足整体・町田の方針

【2.あしゆびの施術】 に記したとおり、あしゆびは感覚UPと筋力UPをしていくことでよみがえります。足整体・町田のLINE公式アカウントからも、おうちでできるトレーニング動画を月一くらいの頻度で配信しています。ぜひご登録ください。

あしゆびに取り組んだ方からどんどん変わっていきますし、継続していただけますとより精度の高い足になることと思います。


ですが、、、、、

なかなかこれが難しい。


たしかにご自分でやれる方もいないわけではありません。が、感覚的に1000人に1人くらいでしょうか。もっと少ないかもしれません。ほとんどの方は自分1人では継続ができません。継続できたとしても、フォームが正しいかどうかという問題があります。

運動は正しいフォームで適度にやるとからだにとてもいいのですが、多くの方にとっては継続することがまず難しいです。そして継続できる方でも間違ったフォームで一生懸命やってしまうとどんどん悪くしてしまいます。


当院では、施術にいらした方へおうちでやっていただきたい「宿題」をお出ししますので、まずはやってみてください。そして次にいらっしゃった時にそれを見せてください。自己流になっていないか、姿勢が崩れていないか、力が入りすぎていないか、などなどを確認させていただきます。


施術は大事ですが、施術だけで足の接地が永続的に変わることはほとんどございません。もちろん施術直後はあしゆびの感覚がUPしていますから、来た時とは違う感じがあるかと思います。しかし残念ながらこの感覚は時間の経過とともに失われていきます。ですので、おうちでできるトレーニングをぜひやっていただきたいのです。おうちで感覚UPの入力を繰り返していただきますと施術後に感じていただいた「良い状態」をたくさん味わえます。すると今度は脳の中の今まで使われていなかった部分に刺激が入るようになり、身体イメージが変わってくるようになります。それを「脳内を上書きする」とわたしは呼んでいます。

脳が変わること(もちろん身体やあしゆびの成長に終わりはなく精度は取り組み次第で無限に高められるものですが)、これが一つのゴールになると思います。


足が変わると脳が変わり、、、大げさですが人生が変わります。

どうかあなたの今後の人生が素晴らしいものとなりますように。




~足よろこぶ整体院~ 足整体・町田

東京都町田市木曽東4-26-1 新興商事ビル101

営業時間9:30~18:30(当日最終受付17:00)

第2.4日曜日と毎週月曜日はおやすみです



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